富士ピー・エス【1848】 スタンダード(内国株式)

PC技術を駆使した建設業を軸に、土木工事の請負から建築製品の製造・販売、不動産賃貸、海外事業、建設資機材のリースまで多岐にわたる事業を展開。

富士ピー・エス【1848】 スタンダード(内国株式)

PC技術を駆使した建設業を軸に、土木工事の請負から建築製品の製造・販売、不動産賃貸、海外事業、建設資機材のリースまで多岐にわたる事業を展開。

事業内容

富士ピー・エス及びそのグループ会社は、PC技術を駆使した建設業を主軸に展開しています。同社グループは、富士ピー・エスを含む子会社3社とその他の関係会社1社で構成されており、各社は特定の事業セグメントに特化しています。

土木事業では、富士ピー・エスがPC技術を活用した土木工事の請負、企画、設計、施工監理、そしてPC土木製品の製造と販売を手掛けています。連結子会社の駿河技建は、コンクリート構造物の診断及び補修・補強業務を行っており、太平洋セメントからはセメント等の製品を購入しています。

建築事業においても、富士ピー・エスはPC技術を用いた建築工事の請負、企画、設計、施工監理、PC建築製品の製造と販売を展開。こちらでも太平洋セメントからセメント等の購入を行っています。

不動産賃貸事業では、富士ピー・エスが不動産の賃貸や管理を担当しており、安定した収益基盤を提供しています。

その他の事業として、富士ピー・エスは海外事業や建設資機材のリースなども手がけており、多角的な事業展開を図っています。

これらの事業セグメントは、同社の連結財務諸表におけるセグメント区分と一致しており、富士ピー・エスグループの事業内容とその位置付けを明確にしています。

経営方針

富士ピー・エス及びそのグループ会社は、PC技術を核とした建設業を展開し、中期経営計画「VISION2030」を推進しています。この計画では、2025年を通過点とし、2030年に向けた成長戦略を定めています。同社は、社会の公器としての役割を自覚し、技術の研鑽と創意に努めることで、安全と安心の企業ブランドを築き、社会資本整備を通じて国家建設に貢献することを経営方針としています。

「VISION2030」の目標は、売上高450億円超、営業利益率5%超を掲げ、2025年までに売上高350億円超、営業利益率5%超の達成を目指しています。これを実現するため、同社は事業方針として、選別受注及び利益優先主義の継続、人員増加施策と生産性向上のための設備増強や仕組みづくりに注力しています。

投資方針では、工場を中心に生産性の向上と製品売上比率の向上を目指し、集中的な投資を行う計画です。また、財務方針としては、財務の健全性を重視し、投資は利益の範囲内で行い、ROEは7%超の維持を目標としています。株主還元方針では、配当性向20%超の維持を掲げています。

さらに、SDGsへの取り組みも「VISION2030」の重要な柱の一つとして位置づけられており、世界レベルのSDGs達成に貢献する企業グループを目指しています。これらの戦略を通じて、富士ピー・エスは、持続可能な成長を目指し、社会的責任を果たしながら、安定的な成長を追求しています。