2022年08月04日 13:35
見積もり比較のミツモアが23億円調達 SaaSプロダクトも正式発表
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オンライン見積もり比較・受発注サービス「ミツモア」を運営するミツモア(東京都中央区)が4日、総額23億円の資金調達を発表した。今回はシリーズBラウンドとなる。

リードインベスターはフィデリティグループにおいてベンチャー投資を行うVC・Eight Roads Ventures。新規引受先にはキャシー松井氏率いるMPower Partnersが名を連ねる。

「ミツモア」は300種類以上のサービスが見積もり依頼できる国内大手プラットフォーム。依頼が完了すると、事業者の手を介さず最短一分で自動見積もりが作成されるのが強みだ。

創業者で同社代表取締役CEOの石川彩子氏は、米ベイン・アンド・カンパニーや米Zazzleなどを経て、2017年2月に起業。「ミツモア」は、米国においてThumbtackなどローカルサービスのプラットフォームが成長していることに着想を得たサービスだという。

直近では、同サービスの累計依頼数は200万件を超え、累計登録事業者数は約4万社に達する。

今回の資金調達について、「プロダクトとして『ミツモア』がきちんとユーザーに役立てるものとして作り切ることができた。このタイミングでマーケティングを行い、拡大していきたい」と石川氏は語る。

また同日、短期工事系の事業者向けの業務管理SaaSプロダクト「MeetsOne」も正式発表した。ターゲット層の拡大を図り、国内30兆円のローカルサービス市場の変革に挑む。