顧客の売上成長率「300%」、EC支援のACROVEの事業モデルと今後の展望
Strainer
ーー顧客ブランドの売上高は年平均で300%成長。こんな驚異的な実績を叩き出しているのが、EC支援のACROVE(アクローブ、東京都新宿区)だ。
独自開発のEC専用BIツール「ACROVE FORCE」はAmazonや楽天、ヤフーといったECモールでの販売データを横断して管理・分析できる。また、モールの商品掲載アルゴリズムの変更などを素早く察知し、最適な施策の実行にも繋げられる。
顧客企業には高級家電ブランドも名を連ね、導入企業は約100社に拡大した。とある企業ではECモールでの月の売り上げが、一年半で50倍になった事例もあり、実績が新規顧客を呼び寄せている。
もう一つ注力しているのが、ブランドの買収だ。ECモールで商品を展開するブランドを取得し、BIツールを活用して売り上げを伸ばし収益を得る。
提携ブランドや自社ブランドの支援を通じて、分析ツールにはさまざまなデータが蓄積されていく。これを繰り返すことで分析の精度が高まり、より効果的な施策が打てる好循環を生み出している。
今回の記事では、同社のビジネスモデルを解説し、荒井俊亮CEOに聞いた強みと展望についても紹介する。