エッジAIで検品自動化「フツパー」低コストを実現する事業モデルと今後の展望
2022年6月以降は計画=Strainer
大阪府に本拠をおく「フツパー」というベンチャー企業がある。提供するのは、エッジAIを活用した製造業向けの検査・検品システムだ。
同様のAIシステムを大手から利用する場合、数千万円ものコストがかかる。そんな中で同社は、カメラなど関連機器の導入設計から運用までを月額数十万円という低価格で一括提供。パート従業員を採用するより安く、検査の精度を高めることができる。
外観検査の自動化サービス「メキキバイト」は、開始から約2年で30社以上が導入。中小企業からの支持を集めているのに加え、同社の技術は大手商社や通信事業者などからも引き合いがある。
フツパーはなぜ、大手よりも大幅に安くAIシステムを提供できるのだろうか。今回の記事では、同社のビジネスモデルを解説した上で、大西洋CEOに聞いた強みと展望についても紹介する。