EC支援のSUPER STUDIO、44億円を調達 「次世代EC構想」を推進
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SUPER STUDIO
ECプラットフォーム「ecforce(イーシーフォース)」を提供するSUPER STUDIO(スーパースタジオ、東京都目黒区)が22日、総額44億円の資金調達を完了したと発表した。三井不動産とグローバル・ブレインが共同で運営する31VENTURESやALL STAR SAAS FUNDなどを引受先とした第三者割当増資を実施した。今回で累計調達額は60億円を超えた。
どんな会社?
2014年の創業。2017年に提供を開始したecforceが主力サービスだ。複数のECサイトの決済や顧客管理に一括で対応できるほか、どのサイトを経由して商品を購入したかといったデータを収集し広告効果の計測などが可能になる。これまでに大手日用品メーカーなど約700ブランドで導入されている。
資金使途は?
同社は、データを統合管理しマーケティングからサプライチェーンまで最適化する「次世代EC構想」を推進している。
SUPER STUDIO
調達した資金を基にエンジニアやセールスなどの人材採用を強化し、新サービスの開発を進める。既存のサービスも組み合わせ「販売チャネルごとのデータと顧客の行動データの統合管理」や「データの可視化によるマーケティングの最適化」、「出荷や決済処理や顧客対応などの自動化」までを包括的に実現できる仕組み作りを目指す。2023年夏までにはEC事業者がこの仕組みを利用できるようにする計画だ。