ピーター・ティール、バフェットを「ビットコインの敵No.1」と名指し批判
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米マイアミで開かれたビットコインに関する会合で、ベンチャー投資家として知られるピーター・ティールが登壇。ウォーレン・バフェットのことを「ビットコインの敵No.1」などと名指し批判した。
ティールは聴衆に「なぜビットコイン価格は10万ドルや100万ドルになっていないのだろうか」「なぜ金や株式市場の規模と比べて小さいのだろうか」と問いかけた。
その答えは「政治的な問題」によるものだとティールは言う。暗号資産が普及する上での「敵」が勝つか、自分たちが勝つかという局面にあるというのだ。
こんな流れで「敵」の筆頭に挙げられたのがウォーレン・バフェットである。
ティールはバフェットを「ソシオパス的なオマハのお爺ちゃん」と揶揄。「投資運用を生業にしてる者は、自分の仕事を難しく見せたいものだ。ビットコインをただ買えばいいとは認めたくないだろう」と付け加えた。
「敵」リストに続くのはJPモルガンCEOのジェイミー・ダイモン、それから世界最大の資産運用会社であるブラックロックCEOのローレンス・フィンクだ。
フィンクは暗号資産について前向きな発言もしているが、「だったら運用資産の一部をビットコインに配分すべき」とティールは指摘。そうしないのは深いところで「政治的な判断」だという。
さらにティールは、「本当の敵はESGかもしれない」「ESGとCCP(中国共産党)は何が違うのか」などと主張。社会的でガバナンスを重視し、環境意識が「フェイク」であることまで酷似していると論じた。