ビジョンファンド、グローバル人材雇用のRemoteに出資
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企業のグローバルな人材採用を支援する米Remoteは4月5日、シリーズCラウンドで3億ドルの調達を発表。この資金調達はソフトバンク・ビジョン・ファンド2が主導。Remoteの評価額は約30億ドルに達した。
Remoteは2019年に創業。本社はカリフォルニア州サンフランシスコ。世界60か国以上に法人を所有・運営し、顧客企業の海外での雇用を代行。給与計算や税金、福利厚生、コンプライアンスなどの課題解決を支援するサービスを提供している。
また、企業による従業員の国家間移動をサポートする「Remote Relocation」、難民人材のための「Remote for Refugees」といったプログラムも提供。顧客企業にはGitLabやDoorDash、Loomなどが名を連ねる。
今回の資金調達で、総調達額は4億9,500万ドルに到達。過去1年で従業員数は900%増加し、年間経常収益は13倍に拡大したという。
資金の使い途について、同社は顧客向けのツール開発とサービス提供地域のさらなる拡大に言及。「請負業者向けのグローバルな給与プラットフォームなど、より多くの製品を構築し、最高のサービスや福利厚生を提供できるようになる」とコメントしている。