マクドナルド、ロシア全店一時閉鎖コストは月間5,000万ドルに
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米マクドナルドは3月9日、ロシアでの全店舗一時閉鎖に伴うコストが月間約5,000万ドルになるとの見積もりを明かしたという。CNBCが報じた。
同社は3月8日、ロシア国内の約850店舗を一時閉鎖することを発表。6万2000人の従業員には閉鎖中も給与の支払いを継続することを約束していた。
同社のケビン・オザンCFOによれば、給与支払いのほか、店舗のリース料やサプライチェーンのコストなどが閉鎖中も発生するという。5,000万ドルは1株あたり5〜6セントの水準。同社の2021年10〜12月期の純利益は16億4,000万ドル。1株あたり2ドル18セントとなっていた。
なお、マクドナルドはウクライナの108店舗についても一時閉鎖。ロシアとウクライナの事業は同社全体の売上高の約2%、営業利益の3%を占めているという。
ロシアのウクライナ侵攻をめぐっては、米コーヒーチェーンのスターバックスもロシア事業を一時停止。米ファストフードチェーンのヤムや米飲料大手のコカ・コーラなども追随していた。ただし、マクドナルドのロシア店舗は84%が直営店で、経営への影響が特に懸念されている。