ファーウェイ、独自OSを搭載するPHEVの納車を開始
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中国ファーウェイは3月5日、自社の「HarmonyOS」を搭載するプラグインハイブリッドカー(PHEV)の納車を開始。急成長する中国EV市場に参入する。
新たな自動車「Aito M5」は、ファーウェイが新興EVスタートアップのSeresと共同開発したもの。ファーウェイは2021年12月の製品発表イベントの中でこのモデルを披露。自動運転などの技術について他社と協力することを強調していた。
Seresは2016年に創業。当初の社名はSF Motorsで、中国自動車メーカーのSokon(重慶小康工業集団)の小会社として誕生。本社はシリコンバレー。
「Aito M5」は中型のSUVで現地の補助金適用後の価格は24万9,800元(約450万円)。バッテリー切れの際にはガソリンエンジンでも駆動し、1,100km以上の航続距離を実現している。
中国EV市場では現在、テスラや現地のBYDが販売台数でリード。一方、Li AutoやXpeng、Nioなどの新興EVメーカーも次々に参入し、販売台数を伸ばしているという。