PB好調、アウトドアブーム後押し
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ワークマンは7日、 2021年4月〜12月期決算を発表した。営業総収入は917億円(前年比10%増)、営業利益は225億円(同12%増)。
機能性に優れ、利益率が高いプライベートブランド(PB)商品の販売が好調。フランチャイズストアの店舗数は、前期末から33店増の894店鋪に拡大した。
プロ向けにより専門性を重視した「ワークマンプロ」のほか、女性向けの商品を扱う「ワークマン女子」など店舗展開が奏功。特にワークマン女子は、20年10月の出店開始以来、全国に展開。新たに郊外のショッピングモールに設けることで新規顧客の獲得につながったという。
全店の売上高のうち、PBの商品が占める割合は62.4%(同2.8%増)。同社は「個人消費は回復期待が高まる中、変異株の拡大など先行きは不透明」としている。
アウトドア市場は今後も拡大を続ける見通しだ。矢野経済研究所によると、24年度のアウトドア用品・施設・レンタル市場規模は3,111億円(20年度比5%増)。
コロナ禍をきっかけに、3密を避けるキャンプなどアウトドアのレジャーを楽しむ人が増加。感染の収束とともにさらなる需要の高まりが予想される。