1.8兆円市場「後払い」に本腰
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PayPayが後払いサービスに本格参入。PayPayアプリの利用額を翌月まとめて支払える「PayPayあと払い」の提供を、2月1日に始めた。
「PayPayあと払い」は、「BNPL」(buy now pay later)と呼ばれるサービスだ。BNPLは、クレジットカードを持てない/持ちたくない若年層や主婦の支払い手段として急速に普及している。2024年度には1.8兆円規模に拡大するという試算もある。
日本ではベンチャーのPaidyが先駆けて提供。2021年に米PayPalがPaidyを3,000億円(約27億ドル)の巨額で買収し、注目を集めた。「Amazon.co.jp」もPaidyを採用いている。
「PayPayあと払い」はまず、PayPay加盟店の実店舗での支払いに対応。今後は「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」に加え、オンライン加盟店の支払いにも対応する予定だ。
支払いは原則翌月だが、リボ払いに変更することも可能。利用を活性化するためのポイント付与キャンペーンも行う。
またPayPayあと払い登録者向けに、クレジットカード「PayPayカード」のバーチャル/リアルカードの発行サービスも提供する。