中国宅配大手の美団と提携
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米コーヒーチェーン大手のスターバックスは1月18日、中国フードデリバリー大手の美団との提携を発表。両社はコーヒーの宅配や新たなオフライン体験の提供で協力する。
美団は2010年、北京で創業。フードデリバリーやチケット販売、ホテル予約、飲食店レビュー、配車など様々なサービスを統合したスーパーアプリを展開。ユーザー数は6億6,000万人以上。
今回の提携により、美団のアプリでスタバ商品の宅配が開始。ドリンクのカスタマイズやポイントプログラム「Starbucks Rewards」にも対応する。
また、両社は様々なオフライン体験でも協力。顧客は美団アプリで一部のスタバ店舗のスペースを予約したり、店舗主催の試飲会などのイベントに申し込むことも可能になる。
スターバックスでは、2022年中に中国で展開する5,000以上の店舗のページを美団アプリに設ける見込み。このページでは、コーヒーの注文やイベントのチェックなどが可能になるという。
今回の提携の背景について、CNBCでは現地企業との競争激化を指摘。ティー飲料チェーンのHeyTeaやコーヒーチェーンのMannerなどが多額の資金を集めて急成長する中国市場の現状に触れている。