建設管理SaaS「Procore」上場へ:危機乗り越え8,500社が利用

建設プロジェクトの管理ツールを提供するユニコーン企業「Procore」がNYSEへの上場に向けS-1を提出しました。

赤字額はかなり大きいものの、売上高は右肩上がりで成長を続けています。4Qの売上は8,490万ドルで、前年比+54%の増収。

言うまでもなく、建設業界は非常に大きな産業です。Procoreによると、世界の合計GDPのうち13%が建設業であり、労働者全体の7%にものぼる雇用を生み出しています。

自社のミッションについて「建設業界の人たちをつなぐグローバル・プラットフォームを作ること」と説明するProcore。どんな会社なのか、創業ストーリーや目論見書の内容をチェックしてみましょう。

巨大産業がIT化されていないことに気づく

Procoreの歴史は2002年に始まりました。

創業者はクレイグ・"テューイ"・クルトマンシュ(Craig “Tooey” Courtemanche)。フォーブズの過去記事によると、当時のテューイはシリコンバレーの経営者として、既にそれなりの成功を収めていました。

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