「アリババグループ」3Q決算:ライブコマースからのGMVとMAUがそれぞれ倍増
アリババグループ

中国最大のECプラットフォームを展開するアリババグループが3Q決算を発表しました。

3Q(3か月)での売上高は1,614億元(≒2.54兆円)を超え、前年比+38%の拡大。営業利益は395億元(≒6,225億円)に達し、同じく+48%の増益となりました。

売上構成をみると、中核事業である「コアコマース(Core commerce)」が1,415億元(≒2.2兆円)と、全体の87.6%を占めています。

コアコマースの中では顧客支援(広告など)が最も大きく、今までは手数料がその次でしたが、直近では「その他中国小売」が急成長。

卸売や越境ECなどを扱う「その他コマース(前年比+42%)」や「コマース以外(同+38%)」も急拡大が続いています。

それでは、アリババグループがどんな取り組みを進めているのか、決算資料の内容を整理しましょう。

オンラインでは「地域包摂」が1大テーマ

まず確認したいのは、アリババグループが手がける中国ECプラットフォームの利用者数の動向です。現在、企業価値の主要な源泉はここ。

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