【2016年9月期】アップルの売上の地域ごと・製品ごとの内訳
アップルの売上を地域ごと・製品ごとに視覚化してみる。
まずは、地域ごとの売上。
アメリカ、ヨーロッパ、中国が大きい。アメリカでの売上は866億ドル、ヨーロッパ500億ドル、中国490億、日本170億ドルか。
変化で見ると、2016年9月期には日本だけが成長し、その他の地域では縮小している。前年の中国地域の成長すごいな。狩り尽くしたんだろうか。中国はただでさえスマホメーカーの競争が苛烈なイメージがある。
続いて、製品ごとの売上。
iPhoneが最も大きく、1367億ドルを売り上げている。そしてiPadが206億ドル、Macが228億ドル、サービスが243億ドルの売上。
上の画像は左から2016年9月期、2015年9月期、2014年9月期の売上である。変化を見ると、製品の売上は軒並み減少しているが、サービスの売上は伸長している。
まずは、過去6年間のキャッシュフロー推移を算出します。
重要なのは右端のフリーキャッシュフローの推移で、2012年以降400億ドルを下回っていません。
Appleはもうすっかり成熟した企業なので、同社が半永久的に毎年400億ドルを稼ぎ続けるとして試算してみます。
年 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
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予測FCF | 400億 | 400億 | 400億 | 400億 | 400億 |
現在価値 | 377億4800万 | 356億2278万7600 | 336億1722万4658 | 317億2457万4910 | 299億3848万1342 |
有利子負債額789億2700万 | 有利子負債コスト0.03 | 実効税率0.4 | |||
株主資本時価8153億9200万 | 株主資本コスト0.06 |
WACC 0.0563 |
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永久成長率0.0 |
継続価値 7104億7957万3712 |
企業価値 8791億3064万2222 |
株主資本コストのところだけちょっと自信ないですが、これでも8791億ドルの企業価値があるという試算になりました。
ウォーレン・バフェット氏がアップル株を購入した理由もこの潤沢なキャッシュフローにあるのでしょうね。