エニタイムフィットネスを日本で運営「Fast Fitness Japan」が上場
スポーツジム「エニタイムフィットネス」を日本で展開する「Fast Fitness Japan」が東証マザーズへの新規上場を承認されました。
さっそく業績推移をみると、ものすごい勢いで事業を拡大しています。
2019年3月期の売上高は80.2億円(前年比+54%)、経常利益16.7億円(同+162%)という高成長。
さらに今期は、3Q累計で売上83.4億円、経常利益22.6億円。前年通期を超えています。
高収益で拡大を続ける日本のエニタイムフィットネス。どういう状況にあるのか、上場目論見書の内容を整理したいと思います。
まずは本家の「エニタイムフィットネス」について。
アメリカのエニタイムフィットネスは、 チャック・ラニヨンとデイヴ・モーテンセンの二人によって2002年、ミネアポリス(ミネソタ州)で創業しました。
自分たちの理想とするクラブを作ろうということが発端でしたが、世界最速と言われるスピードで店舗数を拡大。わずか10年後の2012年には2,000店舗を達成、2015年には22カ国で3,000店舗超を達成しました。
現在は、世界27カ国と地域で展開しており、その店舗数は約4,500店舗。そのうち2,000店舗以上がアメリカ国外です。男女兼用フィットネスクラブの店舗数においては世界一とのこと。
ちなみに、フィットネスクラブの草分けとして知られる「ゴールドジム」は、1965年にカリフォルニア州で誕生。そう考えると、意外と新しい業界のようにも思います。
日本での開業は、2010年のこと。