マイクロソフト2025年1~3月期決算:各事業で生成AIの活用を徹底、好業績を継続

マイクロソフトが発表した2025年1〜3月期(FY2025第3四半期)の連結決算によると、売上高は701億ドル(前年同期比13%増)、営業利益は320億ドル(同16%増)、純利益は258億ドル(同18%増)となりました。
クラウドサービスとAI関連事業の好調さが全体を押し上げ、増収増益の二桁成長を達成しています。「マイクロソフトクラウド」と総称される事業の売上高は424億ドルに達し、前年から20%増加。市場予想を上回る結果を受けて株価は時間外取引で約7%近くも上昇しています。
好調の背景には、生成AI(ジェネレーティブAI)を中心としたサービス強化と、それを支えるクラウド基盤の拡大があります。生成AIへの積極投資が各業界で加速する中、マイクロソフトはOpenAIとの提携や自社サービスへのAI統合を強化。サティア・ナデラCEOは決算資料の中で「クラウドとAIはあらゆる企業にとって生産性向上とコスト削減、成長加速のための不可欠なインプットだ」と述べました。