不動産メタサーチを軸に成長「ニフティライフスタイル」M&Aによる領域拡大も推進
ニフティグループでWebサービスを運営するニフティライフスタイルが事業の拡大を続けている。
親会社であるニフティは、日本のインターネット黎明期に生まれたプロバイダの一つ。1986年にエヌ・アイ・エフとして設立され、1991年にニフティへと改称。1999年には富士通によって100%子会社化された。
Finboard
2017年には富士通グループが、ニフティを消費者向けとクラウド事業に分割することに決定。消費者向け事業の大半はノジマに譲渡されたが、Webサービスの一部を承継する形で2018年にニフティライフスタイルが誕生。2021年には東証マザーズ市場(当時)への新規上場を果たした。
まず目につくのは収益性の高さだ。2024年3月期の売上高は35.6億円。営業利益は9.3億円にのぼった。主力サービスの一つは、不動産情報を横断的に探せる「ニフティ不動産」。今回は、そんな同社の現況と今後の戦略について、開示資料をもとに紹介する。