HPE 2Q決算!AI向けサーバー急伸で株価急騰、今後の見通しは?
伝統的サーバー企業の一つであるHPEが、株式市場で注目を集めている。
HPE(ヒューレットパッカード・エンタープライズ)は2015年に旧ヒューレット・パッカードの分社化で誕生。HP Inc(HPQ)がパソコンやプリンタに特化するのに対し、HPEはサーバーやストレージ、ネットワーク機器を扱う。
デルやスーパーマイクロなどの競合他社と同様、力を入れたいのはAI向けサーバーだ。しかし同社は、オンプレミス型の顧客が多いためGPUの調達が遅れ、株式市場でもあまり評価が上がっていない。株価収益率は依然14倍ほどだ。
今なおGPUの需給はひっ迫しているが、6月4日の決算は少し様子が違った。AI向けサーバーの販売が急伸したことで、決算発表翌日の株価は10%高となった。今回の記事では、HPEの現況について新たな開示からまとめる。