ファーストリテイリングの事業セグメントは、「国内ユニクロ事業」「海外ユニクロ事業」「グローバルブランド事業」の3つに分かれる。
グローバルブランド事業には「ジーユー」「Theory(セオリー)」「HelmutLang(ヘルムート・ラング)」「PLST(プラステ)」「COMPTOIRDESCOTONNIERS(コントワー・デ・コトニエ)」「PRINCESSETAM.TAM(プリンセスタム・タム)」「JBRAND(ジェイブランド)」などのブランドが含まれる。
全体の連結従業員43639名のうち、海外ユニクロ事業が最も多く22186名と過半数が従事。国内ユニクロ事業には13233名、グローバルブランド事業には6009名が従事している。
ファーストリテイリングのセグメント別売上高を見てみると、国内ユニクロ事業が最も大きく7998億円を売り上げ、全体の44.8%を占める。海外ユニクロ事業は6554億円(36.7%)、グローバルブランド事業は3285億円(18.4%)の売上。
国内ユニクロ事業の内訳も見てみよう。
女性向け(ウィメンズ)が3145億円を売上、国内ユニクロ事業の48%を占める。男性向け(メンズ)は3145億円(41%)、キッズ・ベビーは565億円(7.4%)の売上。
また、国内ユニクロ事業のうちEコマースが占める売り上げは421.67億円。
次に、ファーストリテイリングのDCF法による企業価値の算定を行います。
まずは過去6年間のキャッシュフローの推移をみてみましょう。
稼ぎ出されるフリーキャッシュフローは概ね300億円から900億円の間で推移しています。
かなり控えめに見積もって、今後ファーストリテイリングが永遠に毎年300億円のフリーキャッシュフローを稼ぎだすものとして計算してみます。
年 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
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予測FCF | 300億 | 300億 | 300億 | 300億 | 300億 |
現在価値 | 297億 | 294億300万 | 291億897万 | 288億1788万300 | 285億2970万1497 |
割引率 | 0.01 | ||||
永久成長率 | 0 | ||||
継続価値 | 3兆 | ||||
企業価値 | 3兆1455億5955万1797 |
こうすると、企業価値は3.1兆円となりました。現在の時価総額が3.5兆円であることを考えると、かなり妥当な感じがします。