50年連続増配!米国の塗料メーカー「RPMインターナショナル」とは
今回ご紹介するのは、RPMインターナショナルという米国企業だ。何の会社かというと、塗料メーカーである。
塗装関連の米国企業としてはシャーウィン・ウィリアムが有名で、投資家から高い人気を誇る。同社が時価総額750億ドル超を誇るリーダー企業であるのに対し、RPM社は138億ドル。大きさにはかなりの違いがある。
RPM社が特徴的なのは、50年連続の増配を達成していること。タイム誌によれば、何千といる米国上場会社の中で記録したのは50社だけ。ただし、なぜかタイム誌の一覧にRPM社は含まれていない。
当然ながら、リストに含まれるのは50年以上の歴史を有する老舗企業。中には業績が伸びいておらず、配当性向を高め続けているものも少なくない。しかしRPMは、今なお売上を伸ばし続けている企業の一つだ。
少しマニアックにはなるが、今回の記事ではRPMインターナショナルについて歴史と近況をまとめる。その上で日本ペイントを含め、代表的な企業の近況についても紹介したい。