Zoom 2Q決算:リストラ効果で利益急増!新機能続々、今後は再成長へ?
オンライン動画会議ツールで知られるZoom Video Communicationsが8月21日、2023年5〜7月期決算を発表した。
売上高は11.4億ドル(前年比3.6%増)だったが、グラフにしてみると今四半期で加速したように見える。営業利益は1.78億ドル(同46%増)と大きく拡大した。
決算発表後の時間外株価は好感を見せ、一時7.8%にのぼる上昇。もっとも、それほどのサプライズではなかったためか、執筆時点(22日午前9時)では3.8%高と落ち着いている。
創業者のエリック・ヤンCEOは相変わらず元気そうで、今回は新たに参画するCTO、 XDフアン氏についても紹介された。1993年にマイクロソフトで音声AI部門を立ち上げ、直近までAzure AIでCTOを務めた人物だ。
フアン氏の登用からも推察できるように、Zoomにとっても「AI」はビッグテーマだ。新技術を活用してプロダクトの優位性を高めること、大企業の需要を取り込むことが、同社の成長戦略として一貫する。