2018年にファンドが買収「トライト」が新規上場へ!紹介&派遣で売上440億円
大阪市に本拠をおく人材企業のトライトが6月20日、東証グロース市場への新規上場を承認された。上場日は7月24日を予定している。
トライトグループは介護や保育業界の人材紹介でトップシェアを握る。加えて建設業界でも人材紹介・派遣を手掛ける異色の企業だ。売上規模は2022年に440億円を上回り、2023年の予想は526億円を超える。
株主構成は97.13%が「LSDH」というアイルランドの法人。LSDHを保有するBPEAは香港のファンドだが、BPEA自体はスウェーデン系のEQTと2022年に経営統合した。
上場に伴う株式の想定売出価格は1,620円、上場時発行済株数は100,000,000株を予定。想定時価総額は1,620億円にのぼる。大規模IPOを予定するトライトとは一体どんな会社か、開示された資料をもとにまとめる。
トライトの沿革は、かなりややこしい。