一日で株価31%急騰「GitLab」AIブームはソフトウェア開発をどう変える?
開発者向けプラットフォームの「GitLab」が6月5日、2023年2〜4月期決算を発表。発表翌日の株価は一日で31%上昇と、これまたとんでもない急騰となった。
開発者でもない限り、GitLabのようなサービスには馴染みがないはずだ。一般にエンジニアは、手元のパソコンでプログラムを記述する。これを本番環境(例えば、クラウド)で稼働させるには、そのための処理が必要となる。
このプロセスは「デプロイ」と呼ばれる。簡単そうに聞こえるかもしれないが、実際にはかなり面倒な手順の集合体である。GitLabを活用すれば、そのような手続きを効率化することもできる。
そもそも組織で開発を進めるには、組織内でソースコードの共有が必要。バージョン管理ツール「Git」を使ってプログラムのバージョンを分けたり統合したりして、必要な変更を行うのが現代の主流だ。
Gitを基盤とするソースコード共有プラットフォームとして、最も使われているのが「Github」。同種のサービスは数多くあり、「GitLab」もその一つだ。今回はそんな同社の近況について紹介する。