労務SaaSからマルチプロダクト化へ SmartHR・芹澤代表が語る成長戦略
SaaSスタートアップは市場の環境悪化の影響を多方面で受けている。そんな中、人事労務管理SaaS「SmartHR」は足元のARRでは100億円を突破。順調な成長ぶりを見せている。
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SmartHRは2022年1月に創業者の宮田昇始氏から、取締役CTOだった芹澤雅人氏に代表交代。宮田氏が新規事業の構築に当たり、そこから約1年半、芹澤氏がSmartHRのかじ取りを担ってきた。
数年前からタレントマネジメント領域にも参入するなど労務以外の領域への展開を進めていた同社だが、今年に入って「マルチプロダクト戦略」を明確に打ち出した。
昨今、様々なジャンルでシェアを獲得したSaaS企業が、マルチプロダクト化を目指している。バックオフィスのDXは日本全体で見ればまだまだ余白が大きい。広大なバックオフィス市場獲得の戦いに、SmartHRはどう挑むのか。
「SmartHRを軸にしたエコシステムを作りたい」と芹澤氏は話す。今回は芹澤氏に代表交代から成長戦略発表までの経緯と、SmartHRが目指す未来像を聞いた。