在庫ゼロ・欠品OK…快進撃する直売ショップ「わくわく広場」常識外れのビジネスモデルを大解剖
ショッピングモールで増えつつある産直品などの直売ショップ「わくわく広場」をご存じだろうか。全国144店を展開する産直プラットフォーム型店舗である。
道の駅やJAの直売所のように採れたばかりの農産物とともに、総菜や弁当、パンなどもフロアに並ぶ、 “地産地消”をチェーン展開した稀有なビジネスだ。面白いのは、その日その日で並ぶものはバラバラで、空きスペースだらけの日もある。
小売店で欠品はご法度だ。しかし、「うちは欠品していいんです。品揃えはとうにあきらめています」と、わくわく広場を運営するタカヨシの代表取締役社長・黒田智也氏はにこやかに言う。
欠品OKだけでなく、わくわく広場は小売店ながら在庫ゼロという常識外れのビジネスだ。タカヨシはわくわく広場をビジネスの柱として、2021年12月に東証グロース市場に上場。店舗数に比例して流通総額や業績数字も右肩上がりだ。