上場企業の成長資金をクラファンして急伸 ファンズの拡大戦略を探る 

個人が小口で企業に融資できるソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)の分野で伸びているスタートアップがファンズだ。

同社が運営するオンラインプラットフォーム「Funds」は、今年3月時点で累計募集額が300億円、ユーザー登録数は7.3万人に達した。

かつてソーシャルレンディング市場は5%~10%の高金利をうたい急拡大したが、数年前に不正融資や貸付先の融資詐欺など不祥事が続き、下火になった時期もある。

そんな中、低金利だが財務の透明性が高い上場企業への貸付を中心にすることで、ファンズ社は投資家を拡大していった。ファンズが組成したファンドには、メルカリやマネーフォワードなどのメガベンチャーも名を連ねる。

ファンズ提供データを基にStrainer作成

資金の外部調達も厳しくなる中、金融市場の不確実性もますます高まっている。いかに成長資金を確保するかは企業の当面の課題になるだろう。

ファンズは今年3月にはデットファイナンス含め総額約36億円を調達。逆風下でファンズが成長できた理由とは。同社代表取締役CEOの藤田雄一郎氏に話を聞いた。

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