シニア女性向け雑誌の「ハルメクHD」が上場へ!物販中心に年商284億円を計画
ハルメクホールディングス

シニア女性を主なターゲットとした事業を営むハルメクホールディングスが2月15日、東証グロース市場への新規上場を承認された。上場日は3月23日を予定している。

ハルメクホールディングスのルーツは1989年、ユーリーグ株式会社として設立された時にさかのぼる。1996年に雑誌『いきいき』を発刊すると、1998年には月刊誌化。2006年に発行部数が43万部にのぼるなど人気を集めた。

その後は経営が悪化し、2009年に民事再生を申し立てた。新設された「いきいき株式会社」が全事業を譲受し、ボストンコンサルティング等出身の宮澤孝夫氏が社長に就任。今なお経営トップを務める。

それから十年以上が経過し、2022年3月期におけるハルメクホールディングスの売上収益は252億円、営業利益13.6億円。2023年3月期も拡大は続き、売上284億円、営業利益20億円を超える見込みだ。

今回の記事では、ハルメクホールディングスが手掛ける事業群について紹介する。シニア向け女性を対象ターゲットに、どのような取り組みを展開しているのだろうか。

50万人が購読するシニア女性向け雑誌

ハルメクホールディングスによると、同社が主な顧客とする50歳以上の女性は次のようなニーズを抱える。

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