Apple最新決算:売上高は「実質増収」、逆風下でもサービス事業は続伸
Apple Inc.

Appleが現地時間2月2日、2022年10〜12月期決算を発表。四半期売上高は1,172億ドルとなり、前年比5%の減少だった。市場予想を下回り、時間外株価は3%強の下落となっている。

ティム・クックCEOによれば、直近四半期においてAppleの売上高に影響を与えた要素は主に三つある。

一つは為替変動だ。売上高に対して800bptもの逆風で、グローバル企業であるAppleにとって大きな影響があった。為替影響を除外すれば、前年比で増収だったという。

二つ目は、COVID-19による影響。サプライチェーンに甚大な支障が生じ、iPhone 14 Pro/Pro Maxの供給に支障が生まれた。影響は11月から12月の大半まで続き、両製品の生産が想定を大きく下回った。当然ながら、商品の配達も予定を大幅に遅れた。

三つ目は、経済環境全般が不透明な状況下にあること。インフレ、東欧における戦争、引き続き残っているパンデミックの影響など。Appleとて、それらの影響と無縁ではいられないとクックCEOは言う。

今回の記事では、Appleが新たに発表した決算の概要と、経営陣が決算コールで語った内容からポイントを紹介する。

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