コンパウンドスタートアップのパイオニア「Rippling」2018年創業で評価額112億ドル超
今回ご紹介するのは、2018年創業ながら評価額112.5億ドルに達した米国のベンチャー企業「Rippling」だ。提供するのは、従業員を管理する事務作業の自動化ツール。
どんなに小さな会社も、ペーパーワークから逃れることはできない。そして従業員を一人入れるごとに、作業量は膨れ上がる。事務処理をいかに迅速に行っても、その会社の顧客が増えるわけでもない。
Ripplingは、あらゆる企業が持つ普遍的なペインに着目した。創業者パーカー・コンラッドは、かつてユニコーン企業として注目されたZenefitsの創業者でもある。
コンラッドはいかにして、二度にわたってユニコーン企業を立ち上げることができたのだろうか。本記事では、彼の起業家半生からRipplingの事業ビジョンまでを紐解く。