音声なしなのに面白いテレビ番組を無料で配布し、広告で稼ぎ出す「Atmosphere」の創業史

スタートアップを特集する記事ではEコマース、Fintech、Web3などがよく見受けられる昨今だが、その裏で着実に事業を伸ばしてユニコーン目前とされている企業がある。Atmosphere(アトモスフィア)だ。

アトモスフィアは、バーやレストランに設置されているテレビに流す動画の制作や配信を手掛けるスタートアップだ。お店側は基本的に無料で利用でき、バーなどに集まる消費者向けに広告を出したい企業から広告収入を徴収するモデルをとる。

同社によれば、アトモスフィアを利用している施設の場合、新規顧客が14%増加し、既存顧客によるリピート来店が19%増加するという。

今回の記事では、よくあるレストラン向けのテレビとは何が違うのか、このビジネスがどう生まれたのかについて探っていく。

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