上場1年、創業来増収続くデジタリフト 中長期で「マーケティング特化の投資会社に」
デジタリフト

2012年の創業以来、増収を続けるデジタリフト。9月で東証上場から1年を迎え、単なるインターネット広告代理店に止まらない事業展開を進めている。

単発の広告配信の効果だけでなく、顧客の売上高成長に寄与するためとして、マーケティングの全体方針にも積極的に関与するモデルを築いた。結果に責任を持ち、意思決定にも参加する目的で、顧客企業に対する出資も始めている。

顧客のデジタルマーケティングの責任者「CdMO(チーフ・デジタル・マーケティング・オフィサー)」を標榜する同社。鹿熊亮甫取締役に戦略を聞いた。

企業概要

博報堂DYホールディングス傘下の大広、IT企業のコンサルタントを経験した百本正博氏が2012年にデジタリフトを創業した。2021年9月に東証マザーズ市場(現在は東証グロース市場)に上場し、10期目を迎えている。

会社ビジョンは「カスタマーの意思決定を円滑に」。ネット広告代理店とコンサルティングをミックスした事業を展開し、「企業がマーケティングで頭を悩ませる時間を短縮する」(鹿熊氏)。

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