「自動見積もり」が拓いた“手つかず”の巨大市場とは ミツモア石川彩子CEOインタビュー
見積もりプラットフォーム運営のミツモアは8月4日、総額約23億円を資金調達した。既存出資先に加え、新規ではEight Roads Ventures、MPower Partnersが加わった。三菱UFJキャピタルも戦略的な資本参画を公表している。
なぜ「見積もり」という一見ニッチな市場に特化したプラットフォームに、これだけの資金が集まったのだろうか。
ミツモアは2017年2月に創業。「ミツモア」上では、現在300種類以上のサービスで見積もりを取ることができる。今年7月には、累計依頼数は200万件を超えた。
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他にも専門業者から見積もりを取ることができるサービスは存在する。ただ、「ミツモア」が他と違うのは、2017年3月のローンチ時点で200以上のサービスで利用できたことだ。
ハウスクリーニング業者からカメラマン、税理士といった様々な分野のプロフェッショナルに、同じプラットフォーム上で依頼できるのが最大の特長である。
創業者兼代表取締役CEOの石川彩子氏は、ベイン・アンド・カンパニーを経て海外スタートアップに勤務した経験を持つ。「ミツモア」は中小・零細企業が中心のプラットフォームであるが、石川氏のキャリアで「見積もり」への接点はなかった。