Instagramのアンチテーゼとして生まれた「BeReal」は次のカメラSNSの座を奪えるか

SNSは、数多くのスタートアップが頻繁に生まれては消えていく領域だ。古くはフレンドスターやミクシィなどがあり、現在の主流としてはFacebook、Instagram、Twitter、Snapchatなどが挙げられる。

Facebookなどが10億人以上のユーザーを抱えているように、人気になれば拡大余地がかなり大きいのもこの領域の特徴だ。そのため、挑戦するスタートアップは後を絶たない。一時、彗星のごとく現れたClubhouseが主流SNSの座を奪うかと思われるほどの勢いを見せたが、あの頃の熱狂は今では見る影もない。

それほど成功が難しいこの領域で、今世界中でヒットしつつあるSNSがある。BeReal(ビーリアル)だ。

BeRealを一言で表すならば、「盛ることができない写真投稿SNSアプリ」だ。毎日、ランダムな時刻にアプリ上の全ユーザーに「Time to BeReal」という通知が送られ、通知が届いたら2分以内に写真を撮ってタイムラインに投稿しなければならない。何度か撮り直す程度の時間的余裕はあるが、Instagramのように素晴らしいロケーション・構図・フィルターで撮影する暇はない。

これまでの流行の逆を行くようなアプリだが、これがZ世代を中心に人気沸騰中だ。今回の記事では、BeRealがいかにして生まれ、急成長しているかを追っていく。

GoPro出身者が作ったカメラSNS

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