Alphabet 2Q22決算:成長鈍化もオムニ対応、コマース連携、クラウド事業に注力
Alphabetが26日、4〜6月期決算を発表。純利益は前年比14%減の160億ドルだった。売上増加率は前年比13%。成長鈍化と収益性悪化の両面が明らかになっている。
コロナ禍による追い風が一巡し、Alphabetの株価は半年で20%近く下落。株価収益率(PER)は20倍を下回り、市場での評価も一変した。
米国の大手テクノロジー企業の決算には世界中が注目している。FRBによる金融引き締めが避けられない中、経済を牽引してきた巨大プラットフォームの動向はあまりに重要だ。
Alphabetが目下注力しているのは大きく次の三点に集約される。一つは検索サービス自体のオムニチャネル対応。二つ目はコマース連携の強化。それからクラウド事業の推進だ。
本記事では、同社の経営幹部ピチャイCEO、ポラットCFO、シンドラーCBOらの発言から上記三つのポイントを中心に解説する。