チャレンジャーバンク・Kyash創業者が語る「お金の“新しい高速道路”」とは
グローバルで銀行の新興勢力が勢いを増している。一般的にはチャレンジャーバンク、ネオバンクと呼ばれる業態だ。
代表的な銀行がNubankだ。昨年11月に世界有数のデジタル銀行「Nubank」を運営するNu Holdingsがニューヨーク証券取引所に上場した。時価総額は130億ドルを超えている(7月14日時点)。
日本の銀行の新業態のうち、数少ない独立系企業がKyashだ。
同社は2015年1月に、メガバンク出身の鷹取真一氏が創業した。鷹取氏は、「お金の“新しい高速道路”を作っている。その道路の上で動くクルマとしてのアプリケーションを一緒に売っているのがKyash」と自社を説明する。
今年3月にはシリーズDラウンドで53億円を資金調達し、累計資金調達額は約132億円になった。
Kyash提供
このステージでは、米Block(旧Square)も投資家として参加している。決済サービスの雄が日本のチャレンジャーバンクに参画することで、国を超えた枠組みの実現可能性は広がる。
今回はKyashの代表取締役社長・鷹取真一氏に、同社の戦略と、創業当初から思い描く金融機関の未来像を聞いた。