6月は5社が上場承認、各社の事業内容をまとめて紹介
2022年6月に、5社が東京証券取引所での新規上場を承認された。グロース市場が4社で、スタンダード市場が1社だ。今回の記事では、それぞれの業績や事業内容について1社ずつ紹介していく。
日本ビジネスシステムズ(東京都港区)は1990年の創業。独立系クラウドインテグレーターとして、主に米Microsoftの「Azure」などのクラウドサービスを活用し、コンサルティングとITサービスを提供している。企業のDX計画の策定からクラウドによる効果の創出まで一貫してサポートできるのが強みだ。
計画策定からクラウドの基盤の設計構築を行う「クラウドインテグレーション事業」、クラウドの運用支援を行う「クラウドサービス事業」、クラウドの運用必要なライセンスや関連製品を取り扱う「ライセンス&プロダクツ事業」によって構成されている。これまでに米国、中国、シンガポール、メキシコなどに子会社を設立し、海外展開も進めている。
有価証券報告書によると2021年9月期の売上高は749億円、経常利益は23億6300万円だった。売上高のうち7割をMicrosoftの製品関連サービスが占める。
株主構成は、資産管理会社が40.23%、三菱総合研究所が14.69%、牧田幸弘社長が8.65%などとなっている。
8月2日にスタンダード市場での上場を予定する。上場時の発行済株式総数は 2418万3200 株、想定価格は1420円。想定時価総額は約343億円となる。