相続もDX!スマホで相続手続きできるサービスを司法書士が立ち上げた理由とは

家族信託の財産管理クラウドシステム「スマート家族信託」を運営するトリニティ・テクノロジーは3日、相続手続きサービス「スマホ de 相続」の提供を開始した。

「スマホ de 相続」はLINEプラットフォーム上で相続人が相続アドバイザーや行政書士、司法書士、税理士などの専門家とつながり、直接やり取りが可能になるサービスだ。

相続手続きは専門的な知識を要するうえ、登記は法務局、年金は年金事務所など、手続きをする窓口もばらばらだ。税務の知識も必要で、相続税だけでなく被相続人の準確定申告もしなくてはならない。従来はこうした困りごとをそれぞれの専門家に聞かなければならなかったが、それがLINE上で一括で行うことができる仕組みだ。

少子高齢化が進む中、残された人々への負担はますます増えていく。負担が大きいのは相続人だけではない。司法書士でもあるトリニティ・テクノロジー代表取締役CEOの磨和寛氏は「相続時の銀行側の事務コストも非常に大きい」と金融機関側の負担の大きさも指摘する。

LINEで相続手続きができるようにするという発想は、“相続DX”と言い換えても良いだろう。トリニティ・テクノロジーという会社がどんな会社であるかを解説すると同時に、同社の磨氏に「スマホ de 相続」開発の理由や狙いを聞いた。

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