コロナ禍で年300%成長 購入型クラファンビジネスのいま

コロナ禍において、外出ができなくなった人々の消費がECに向かった結果、オンラインでの購入は大きく広がった。

その一方で、もう一つの“オンライン購入“である購入型クラウドファンディングが大きく成長している。 全世界のクラウドファンディングの調達額は、2019年には340億ドルに達した。

日本国内でも、クラウドファンディング市場は流通額当たり年150%のペースで成長してきたが、コロナ禍の影響を受けた2020年には年300%の成長率になった。

クラウドファンディングには主に購入型、寄付型、金融型(株式型、融資型など)の類型がある。その中で、一般消費者にとって「クラファン」と略され、認知されているのは購入型のクラウドファンディングだろう。

(出所:日本クラウドファンディング協会)

この購入型クラウドファンディング市場において、国内最大手のクラウドファンディングサイトを運営するCAMPFIREと、SaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」を運営するRelicが、今年1月に合弁会社となるCAMPFIRE ENjiNEの設立を発表した。  

なぜこの2社がタッグを組むことになったのか。その背景にはクラウドファンディングビジネスの課題が見え隠れする。

今回は、CAMPFIRE ENjiNEへの取材を通じて、クラウドファンディングの現状とビジネスの成長性を解説する。 

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