寄付品を販売する激安中古品店「Savers Value Village」が上場へ
北米のセカンドハンドショップ最大手『Value Village』を運営する「Savers Value Village」が近くニューヨーク証券取引所へと上場する。
その特徴は何と言っても安さだ。店舗での平均商品単価は5ドル以下。所得が必ずしも多くないミレニアル・Z世代の若者などから絶大な人気を誇る。
昨年はコロナ禍の店舗休業で業績は落ち込んだが、すでにV字回復。いわゆる格安業態であるにもかかわらず、四半期ベースの粗利率は60〜70%台で推移してきた。
その背景には、「環境配慮」を全面的に押し出し、地域住民からの寄付によって在庫を仕入れる独自のビジネスモデルがある。具体的な中身について、S-1資料で開示された財務指標とともに確認していこう。