人手不足で需要拡大、AIジョブマッチング「ZipRecruiter」の事業モデル
今回ご紹介するのは、今年5月にニューヨーク証券取引所へと上場した「ZipRecruiter」という企業だ。足元の時価総額は32億ドル近くにのぼる。
ジョブマッチングのプラットフォームを展開し、これまで1.1億人超の求職者、280万社の雇用主が利用してきた。米国における求人サイト/アプリの中で、ここ数年はNo.1の評価を維持している。
昨年度はコロナ禍で採用市場が縮小し、売上高は前年比で微減となった。一方、今期は労働力不足を背景に人材獲得に向けた動きが活発化。同社サービスの利用も増え、3Q時点で昨年度の通期売上を上回った。
掲載求人数を重視する競合も多い中、同社は「マッチングの質」を重視しており、最適な仕事・人材のレコメンデーション機能に強みを持つ。その具体的な中身や事業モデルについて、財務データを参照しながら確認していこう。