「NYで最も成長する新興企業」と評されるノーコード企業「Unqork」(前編)

プログラミング知識が一切不要でも開発ができる「ノーコード」と、圧倒的に少ないコードの記述で多機能かつ拡張性のあるサービス・アプリが構築できる「ローコード」は、誰もがインターネットの可能性を享受できる技術として注目を集めている。

シリコンバレーから広まったIT革命は、このような「テクノロジーの力で個人をエンパワメントする」ボトムアップの発想が起点となっていた。だが、ノーコードがもたらす変革の本丸は、東海岸から始まるかもしれない。ニューヨーク発・規制産業向けノーコードサービスを提供する「Unqork」はそう思わせてくれる存在だ。

Unqorkは設立4年目ながら、ニューヨーク市・ワシントンDC市やゴールドマンサックスといった一大行政機関・企業をクライアントに抱える。経営陣も、一大企業や政府の中枢を担ったキャリアのある面々が並ぶ。

本記事では、Unqorkがこれまでのスタートアップが手を出しづらかった、大企業や政府からのトップダウン的なDXの可能性をどのように切り開いていているかを概観していく。

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