歯科医療プラットフォームで成長する「メディカルネット」の事業モデル
歯科医療プラットフォームを手掛ける「メディカルネット」が好調だ。1月22日に発表された2021年6〜11月期決算で、売上高は17億円(前年比22%増)、営業利益は2.5億円(同38%増)となった。
売上高はこの五年ほどで大きく拡大し、2022年5月期には売上35.5億円、営業利益3.6億円を見込む。上期の業績を見る限り、業績予想に対する進捗は良好だ。
注:「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用。対前期増減率については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値との比較。
事業として展開するのは「歯科医療プラットフォームビジネス」。歯科医療を取り巻く”全ての需要”に対してサービスを提供し、より良い歯科医療環境を創ることをテーマとして掲げる。
今回の記事では、成長を続けるメディカルネットが展開する事業内容、ビジネスモデルを中心に紐解く。
メディカルネットについて、真っ先にお伝えしたい特徴が「兄弟によって経営される上場会社である」という点だ。弟である平川大氏が会長CEO、兄である平川裕司氏が社長CΟΟを務める。