「熱狂的なコミュニティ」が後押しするNotionの成長(後編)
「思い描いたツールを誰もが自由に組み立てられる世界」を目指して創業したNotion。創業間もなくのキャッシュアウトの危機や、京都での「リセット」を経て完成したこだわりのツールは、いまや世界中で愛されるようになった。
そんな同社は、資金調達やチームビルディングでも強いこだわりを貫き、他社にはない大きな特徴を獲得することになった。今回の後編では、世界が注目するベンチャー企業となったNotionの強さについて紐解く。
その人気の高さから、NotionにはVCからの出資の申し出が絶えなかった。しかしNotionはその多くを断り「なかなか出資を受けないスタートアップ」として知られるようになる。ユーザー数が順調に伸び続けたため、成長のための資金を集める必要がなかったのだ。