ノーコード特集!データベースの民主化をもたらした「Airtable」(前編)
「市民開発者」という言葉がある。それが意味するのは、コーディングの知識がほとんどない人が、ノーコード/ローコードといった技術を用いてWebサイトやアプリ開発を実践すること。
2023年までに「市民開発者」の数はプロのエンジニアの数の4倍にもなると予想される。その結果としてノーコード/ローコードを用いたアプリやサービスの市場は、520億ドルに急成長すると見込まれている。
2012年に設立された「Airtable」は、一般的に想起されるウェブサイトやアプリだけでなく、WEBのデータベース構築までもエンジニアなしで可能にする。簡単に言うと、ExcelやGoogle Spreadsheetに置き代わるサービスだ。
本記事では、近年注目の高まるノーコード/ローコード市場のプロダクトを概観しながら、Airtableがいかに特異なポジションとなり、「プログラミングなし」のサービス開発に寄与しているかを読み解く。