著名企業が活用する顧客エンゲージメントPF「Braze」がNASDAQ上場へ
2011年設立のSaaS企業「Braze」が、近くNASDAQへの新規上場を予定している。提供するのは、一人一人に最適化されたブランド体験を提供する「カスタマーエンゲージメントプラットフォーム」だ。
デジタル製品の顧客体験が今ほど重要な時代はない。一方でその構築ハードルは高く、ユーザーのことを理解できていなければ、何をどう改善したらよいかが見えづらいのも現実だ。
モバイルシフトの進展は、事業者と消費者の間に「常時接続」的な関係をもたらした。Brazeが展開するのは、そうした環境下におけるコミュニケーションを改善すること。顧客にはメルカリの米国事業や米ハンドメイドEC「Etsy」など、錚々たる企業が並ぶ。
果たしてBrazeが提供するのはどんなソリューションなのだろうか?開示された資料を紐解きながら、その事業モデルについて整理する。