世界最大級のコンテンツ発見プラットフォーム「Taboola」の事業戦略
今回ご紹介するのは、2007年にイスラエルで生まれた「Taboola」という企業だ。今年6月末、SPAC(特別買収目的会社)との統合を経てNASDAQに上場した。
手がけるのは、ユーザーの興味関心等をAIを用いて分析し、おすすめ記事や商品・サービスをパートナー企業のサイト内に表示するサービスだ。
約9,000社ものパブリッシャー、1万3,000社以上もの広告主と提携、New York TimesやBBC、Bloombergといった有名メディアも顧客に並ぶ。その事業規模はコンテンツのディスカバリー・プラットフォームとして「世界で最大」と豪語する。
特徴的なのは、「オープンウェブ」上のコンテンツ配信に特化したプラットフォームであること。GoogleやFacebook、Amazonといった「クローズド」な巨大プラットフォーマーの外で事業を展開していると強調する。今回の記事では、その具体的な中身を紐解く。