アリババ決算:アクティブ購入者は10億人を突破、共同購入ECも本格展開へ
アリババグループ

アリババグループが5月13日、2021年1〜3月期決算を発表した。売上高は前年比64%増の1874億元(≒3.2兆円)。買収した大手スーパー「Sun Art」の影響を除くと、前年比40%の増収だった。

営業損益は76.6億元(≒1300億円)の赤字。2014年の上場以降、初の赤字転落となった。独占禁止法違反で中国当局から科された182億元(≒3100億円)の制裁金が響いた。一過性の要因を除くと、48%もの増益を確保している。

当局との対立はありながらも、業績は堅調な伸びを続けるアリババグループ。年間の流通総額(GMV)は前年比15.1%の8.1兆元(≒140兆円)に拡大。エコシステム全体の年間アクティブ購入者数は10億人の大台に乗った。

足元ではどのような戦略を展開しているのか。決算報告やカンファレンスコールの内容を踏まえて整理していきたい。

Pinduoduoを追い、農村部を開拓

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