Salesforce 2Q決算:大口契約63%増で業績上振れ、ダウ平均に採用
Salesforceが8月25日に発表した2020年5〜7月期決算は最終損益が26億2,500万ドルの黒字だった。ダウ構成銘柄への採用が決定した翌日で注目が集まる中、予想を上回る力強い決算となった。
売上は51億5,100万ドル(前年比28.9%増)、営業損益は1億7,800万ドル(同206.9%増)といずれも大幅に拡大した。2四半期連続の営業赤字から一転、オペレーティング・マージン(営業利益率)は3.5%に上昇している。
前回決算発表時のガイダンスでは売上を最大49億ドル(前年比23%増)としていたところ、売上成長率が6ポイント近く上振れた。1株あたり損益(GAAP EPS)の大幅な上振れについては出資先「nCino」のIPOが大きく寄与した。
ARR200億ドル規模になっても30%近い売上成長を続けている一因には、見事に分散された売上構成にある。