テンセントHD 2Q決算:ゲームの加速続く、米印のWeChat排除など懸念も
テンセント・ホールディングスが8月12日に発表した2020年4〜6月期決算は最終損益が325億元(4,875億円)の黒字だった。WeChat排除命令に揺れるテンセントHDだが、足元の業績は堅調だ。
3ヶ月間の売上は1,149億元(1.7兆円)と前年比29%の増収を達成。この1年強、成長率が右肩上がりに加速している。
営業利益についても393億元(5,895億円)に拡大。営業利益率は34.2%と収益性は相変わらず高い。
売上が最も大きいのはオンラインゲームで、前年比40.2%増の383億元(5,745億円)に達している。これは『あつ森』が大ヒットした任天堂の今四半期売上(3,821億円)を上回る数字だ。
SNS/課金収益は267億元(≒4,005億円、前年比28.6%増)、フィンテック&ビジネスサービスも299億元(≒4,485億円、30.5%増)と成長が加速した。減速が予想された広告事業も2ケタ増を維持している。
2020年、テンセントの売上を牽引しているのがスマホゲームだ。